シャガールの生い立ちや作品に触れる喜び
シャガールの生い立ちや作品に触れる喜び、感想を語り合おう
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1887年7月7日にロシアで9人兄弟の長男として誕生したのが、シャガールです。 今なお彼の作品は、その独特な世界観で多くの人間を魅了し続けています。 頻繁に全国各地で、いや世界でシャガール展が開催されているのをみなさんもご存知でしょう。 彼の生み出した絵画の数々は、世界中の美術館で楽しむことができるので、彼の絵画見たさに美術館巡りを行っている人も多いです。 シャガールの生い立ちは、波乱万丈とも言えるほど辛い経験もしていますが、常に彼は絵を描き続け、「サーカス」「天蓋の花嫁」「誕生日」「愛しのべラ」「パリオペラ座の天井画」などの100点以上の作品をこの世に残しています。 |
シャガールの作品の背景
実は明るいだけではない、暗い世界を表現したものもあります。 またゴーガンやナビ派の影響を受けているものもあるようですが、それは初期の頃に描いたものだけで、知らない人も多いでしょう。 ナチスの迫害は歴史上でも有名な出来事ですが、彼はそれを避けるためにアメリカに亡命しました。 そんな大変な中でもベラを一途に愛し続けたことは有名で、彼の絵画の中には度々彼女に対する愛や結婚をテーマにした愛情あふれる世界が描かれています。 しかし彼女は1944年に亡くなり、その後彼はパリに戻り、南フランスに永住することに決めました。 オペラ座の天井画の依頼を受けたのはフランス国籍を取得してからのことで、なんとフランス共和国文化大臣から直々に依頼されているのです。 彼の偉大さは、当時から皆に認められていたということでしょう。 妻への愛やその作風から「愛の画家」として有名なシャガールですが、実は毒舌家であったと言われています。 |
シャガールの有名作品の数々
同じ画家や芸術運動に対して、厳しい意見を度々述べていたようで、その中でも特に厳しい意見を述べていた相手が、あの「ピカソ」です。 「ピカソ」に手厳しい批評をしていたようですが、仲が悪かったわけでもありません。 同じ絵画を生み出す同士として、なにか通じ合っていたのかもしれません。 シャガールの生み出した絵画は、色彩がとても豊かで美しいものばかりです。 多くの方がその色の魔術師に魅了され、今なお絵画購入のできる場所でも人気のある画家です。 彼の絵画を見ると彼の優しさや誠実さが伝わってくるのではないでしょうか?見る人に色々な感想を抱かせる不思議な世界観に、もっと多くの人に触れてもらうためにも、学校の美術の時間でももっと彼の生い立ちや作風を紹介していくべきでしょう。 |
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