メトロポリタン美術館の有名絵画・複製絵画
ニューヨークのマンハッタンにある私立メトロポリタン美術館。1866年、アメリカに国際的規模の美術館が存在していないことを憂いたジョンジョンストンがその設立を提案しました。構想段階を経て4年後の1870年に開館します。当初でこそ、その収蔵品は多くはありませんでした。しかし以後、断続的に美術品を購入、またコレクターからの寄贈なども受け、徐々に収蔵品を増やしていき、現在では絵画や工芸品、楽器、装飾品などその他ジャンルにとらわれず約300万点にものぼる美術品を所蔵するに至っています。パリのルーブル美術館、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館と並び世界三大美術館の一つとして挙げられていることでも有名ですね。
世界三大美術館。その名に恥じず、その規模はとてつもなくでかく、壮大です。 世界最大級のエジプト美術、モネ、マネ、ルノワールなどの印象派絵画、中世ヨーロッパの装飾品、武器、甲冑、果てはベースボールカードまで世界中のありとあらゆる美術品を展示、公開。とにかく見るべきポイントが多く当然にして1日で回りきれるものではありません。館内には主要な展示品を回るツアーや、音声ガイドなども充実していますので、それらのサービスを駆使し、計画的に館内を巡るようにしましょう。
なお、展示品の写真撮影は、三脚やフラッシュを使わなければ特別展でない限り許可されています。入場料は大人25ドル。しかし必ずしも払わなければいけないというわけではありません。払いたい人は払ってくださいという極めて緩い規律で寛容的。広く一般に芸術の素晴らしさを感じてほしいという、私営であるからこそ可能な館長の粋な計らいが見てとれますね。