ニューヨーク近代美術館の絵画・複製絵画
1928年ジョンDロックフェラー二世の妻アビーとその友人ブリスとサリバンの3人の女性が共同で設立を計画、翌1929年に開館した近現代アート専門の美術館。英文館名のThe Museum of Modern Art, New Yorkの頭文字をとりMoMA(モマ)いう愛称でも親しまれています。過去数回建物の改築を繰り返していますが、2001年に行われた改築ではコンペでその権利を得た日本人の谷口吉生がデザインを手がけました。そのデザインが現在のMoMAを形づくっています。収蔵作品は約15万点、絵画や彫刻、写真、版画など幅広いジャンルを網羅し、一度は見たこと聞いたことがある著名な作品が多く収蔵されています。
例えばピカソの「アヴィニヨンの娘たち」、ダリ「記憶の固執」そしてポップアートの巨匠ウォーホールの「キャンベル・スープ缶」などは代表的。さらに映画では日本でもコアなファンが多いトビーフーパーの「悪魔のいけにえ」、ジョージロメロの「ナイトオブザリビングデッド」などがその芸術性を認められ、現在ではMoMA20000点にも上るシネマ作品の中に加えられています。
MoMAの入館料は大人が20ドルでしたが、2011年9月より25ドルに値上げしました。ニューヨークの美術館の中でも最も高い入館料となっています。とはいえ、毎週金曜日のターゲット・フライデーナイト(16時~20時)を利用すれば入館料は無料です。またオンラインでのチケット購入では1割引きなど、入館料が高すぎるという批判はありつつも未だに観光客の人気が高いのは質のよい収蔵作品とその柔軟なマネジメント力がうまくかみあっているからでしょう。
美術館の有名絵画
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