ルーヴル美術館の有名絵画・複製絵画
パリのメトロポリタン美術館、サンクトペテルブルグのエルミタージュ美術館と並ぶ世界三大美術館 として挙げられるルーヴル美術館。その起源は12世紀末までさかのぼります。当時のルーヴルは美術館としてではなく英国人の襲来を防備するための要塞としての機能を求められていました。ルーヴルが現在のような美術館としての働きを有するようになったのはフランス革命のさなかの1793年で、諸芸術の中央美術館として限定的に公開が開始されました。1801年には大衆にも公開が開始、1985年には大改築も行われ、その面積を徐々に大きくしていくと同時にコレクションの数も増やしていきました。現在の収蔵作品は約30万点、時代や地域は幅広く、古代のエジプト美術、ヨーロッパ三大文明美術、ヨーロッパの近代絵画、イスラム美術、彫刻などジャンルを限定せず展示しています。特にルーヴル美術館2階に展示されているレオナルドダヴィンチの「モナリザ」やミロの「ビーナス」は必見。美術史に特段興味がなくても一度は聞いたことのある著名な作品ではないでしょうか。そういったメジャーな作品が数多く展示されている点もルーヴル美術館の大きな特徴と言えます。
ルーヴル美術館の展示室では作品を分かりやすく紹介してくれる解説カードが用意されています。 日本語にも対応しているのでより作品の世界観を深めるためにも利用してみてはいかがでしょうか。
ルーヴル美術館の入場料は通常9.5ユーロ。しかし水曜日と木曜日の18時以降は6ユーロに割り引いてくれます。また18歳未満の未成年、毎月第一日曜日、7月14日、5月中旬の土曜日夜(夜間美術館の日)、文化遺産の日はいずれも無料で入場できますので、有効に活用してください。