フィラデルフィア美術館の有名絵画・複製絵画
1876年、独立100周年を記念し開催された万国博覧会。美術展ではフィラデルフィアの メモリアルホールが舞台となり、多くの作品が展示されました。博覧会終了後もそのまま存続、 程なくしてフィラデルフィア美術館と命名され、1877年に正式に美術館として開館します。
扱う作品は幅広く、古代から中世、ルネサンス、現代アートまで時代を問わずコレクションに加えられ、200以上の展示室と約30万点の所蔵品を持つに至っています。現状メトロポリタン美術館、ボストン美術館と並びアメリカでも有数の規模を持つ美術館と言えるでしょう。 フィラデルフィア美術館を語るうえで特にマルセル・デュシャンの作品は外せません。デュシャンの作品はほとんどが彼のパトロンであったアレンスバーグ夫妻のコレクションとなり、後に一括してフィラデルフィア美術館へと寄贈されました。デュシャンの代表作「大ガラス」と「遺作」も展示されており、彼の作品を所蔵する美術館として世界一の称号を有しています。
フィラデルフィア美術館ではロッキーステップが有名ですね。映画「ロッキー」で主役のロッキーバルボアが体力錬成のため利用した階段。もはや観光名所となっており、美術館に入る前後で写真撮影を行う観光客の姿が散見されます。 入場料は大人14ドル。毎週金曜の夜はArt after fiveと称する催しが開かれているのが特徴的。Jazzの音色に包まれ、ドリンクと食を堪能しながら絵画を鑑賞することでまた違った見方や、刺激的な感覚を得られるかもしれません。
美術館の有名絵画
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