ボストン美術館の有名絵画・複製絵画
アメリカのボストン市にあるボストン美術館。1870年に美術を愛好する有志が集まり、協同で出資、展示場所を設立しました。メトロポリタン美術館同様、設立当初のコレクションはゼロの状態でしたが徐々に開館を望む個人からの寄贈が増え、設立から6年後の1876年にコプレー広場にて開館するに至ります(1909年に現在のハンティントンアヴェニューへと移転)。所蔵品はおよそ50万点。扱うジャンルは幅広く、古代、ヨーロッパ、アジア・オセアニア、楽器などを含む計8部門にカテゴライズされています。特にエジプト美術や印象派画家の作品が充実。また大森貝塚を発見したモースや、日本美術に深い造詣を持ち、ボストン美術館の東洋部長も務めた岡倉天心やフェロノサからの寄贈による東洋美術、日本美術のコレクションも多岐にわたっています。
ボストン美術館は年を経るごとにその所蔵品の数を増やし、それに呼応するかのように増築を繰り返してきました。1981年にはI.M.ペイ氏によるデザインで西館をオープン、2008年には新しい玄関口とインフォメーションセンターを開設、そして2010年には北中南米の芸術作品を展示するアメリカ館をオープンしました。28%の増床空間にジャンルにとらわれない約5000点の作品が展示されています。
ボストン美術館の入場料は大人20ドル。受け取った半券は10日以内であれば何度でも無料で館内へ入場することが可能です。名古屋のボストン美術館とは姉妹関係にあり、他に比べ日本との密接なつながりを感じさせてくれる美術館となっています。
美術館の有名絵画
|