版画を飾ることには独自のおもしろさがある。
版画には独自の魅力が存在する。
版画の楽しさは何かと言いますと、一人の作家の物が、同時に50枚、100枚、今の技術では300枚くらいまでは
綺麗にすれるので、やはり割安だと言うことでしょう。その作家の油絵を買うのは大変でも、版画なら手が届くという、
そういう値段的な物が魅力になっています。
また版画には、作家によって、独特の楽しさがあります。日本画では、よく本画という、元に描いた絵をそのまま版画
に刷るということがあります。これは行為級複製画で、単に安く買えるというメリットだけで、絵そのものはあまり面白く
ありません。これが画家が最初から版画として考えて作った絵画ですと、軽さやり楽しいリズムがあったりします。
あるいは専門の版画家の版画でも、いろいろな独自の手法をミックスして使ったり、油絵にはない雰囲気がでます。
コレクターの中には、版画だけをコレクションする方も多いです。たとえば、フランスの作家ブラジリエという人は、
とても版画がうまい人です。彼の油絵も面白いのですが、彼の版画の醸し出す雰囲気は、油絵にはない、もっと軽い
楽しさがあります。その家のインテリアによっては、油絵の重い物より版画の方が合うという場所もあります。
版画を飾る楽しさ、おもしろさを是非感じて下さい。
スタッフ日記
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