ダリの名画を生んだ生い立ち
ダリの作品と名言について
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大きく見開いた目と上に吊り上げられたひげでおなじみの画家ダリは、現在ではその姿すらもアートとして魅力たっぷりです。 シュールですがとても人気のあるダリにはどのような作品があるのでしょうか。 ぐにゃっとした柔らかい時計が印象的な「記憶の固執」やまるでだまし絵のような「不可視のライオン、馬、眠る女」、暗い色が印象的な「燃えるキリン」、スペイン内戦を予言したという「茹でた隠元豆のある柔らかい構造(内乱の予感)」、愛妻ガラを聖母に見立てて描いた「ポルト・リガトの聖母」…などがあります。 また、彼は絵画のほか彫刻、オブジェなど多彩な芸術作品を生み出し、商業美術の分野でも活躍しました。 現代でも世界的に有名なものに某キャンディーのロゴのデザインも彼が行ったものです。 |
ダリの生い立ち
ダリの生い立ちを説明しますと、1904年にスペインのカタルーニャの裕福な家に生まれました。 少年時代から絵画に興味を持ち、美術学校に入学しました。 、印象派やキュビスムの影響を受けるも彼はシュルレアリストとしてシュルレアリスムグループに参加しました。 この事には彼が形而上絵画やフロイトの精神分析に興味を持ったことも大きく影響しています。 その後シュルレアリスムグループから除名されましたが、シュルレアリスムに細密な描法を加えた独自の表現で数々の個性的な作風で絵画を作成していきました。 人の欲望や幻覚、夢の世界などを表現しているのが特徴です。 33歳の時に出会って結婚したガラをモデルに聖母の絵を連作するなど、愛妻家だったのですが78歳の時にガラが亡くなると翌年には制作活動をやめてしまいました。 そして85才で心不全でこの世を去ります。 |
奇才ダリの名言
ダリは自分のことを天才と呼び、数々の奇行を起こしていた事でも有名です。 「完璧を恐れるな。 完璧になんてなれっこないんだから。 」「天才になるには天才のふりをすればいい。 」「貨幣は私の力を現す。 」ほか数々の名言も残しています。 彼は奇妙な発言や世間の注目を集めるような奇抜な格好で度々非難されることもありましたが、実際には常識的で礼儀正しい人物だったといわれています。 彼の絵画は一見不思議で、見る人によって別々の解釈や感想を持たせるものだといえます。 見ていて飽きないところがあり、芸術に興味がない人でも楽しんで鑑賞できるのはないでしょうか。 国内でもダリ展を行う美術館があるので、是非一度鑑賞していただきたいです。 彼の絵画は非常に人気がありポスターの絵画購入をする人も多いです。 |