ジョージ・ロシェグロッセ「LeChevalieraux」は春を思わせる明るい草原の絵画です。中心に立つのは若く美しい騎士で、まるで鏡のように輝く銀の甲冑を身につけています。その若き騎士の周りにはさまざまな花の妖精・ニンフが集まり、騎士を祝福しているように見えます。紫のアイリスの精、水仙の精、ダリア、スミレと色とりどりの花の精たちの滑らかな体が、絵画全体に優しい印象を与えてくれるとても優美な絵です。幻想的な風景を切り取っているのに、なぜか写真のようにクリアなのも、作者のジョージ・ロシュグロッセの才能と言えます。大変美しくロマンチックな絵画ですから、自宅のリビングに、玄関に飾ることで格調高い空間になります。