マルクシャガールの「天に捧げる花束」は中央の花束の圧倒的な存在を感じさせる力強い作品です。オレンジのマリーゴールドに、赤いカンナ、白いアイリス、ピンクのヒヤシンスなど、多くのウォームカラーが入り混じり、何とも言えない幸福感を醸し出しています。バックの太陽や小鳥もまるで幸福を表すシンボルのようで、寄り添う恋人たちを祝福しています。幻想的なレイヤーでいくら眺めても見飽きないのがシャガールの特徴です。置くだけで空間をぱっと華やかにしてくれる明るいカラーが魅力のこの絵は、家に入った時にまず目に入る玄関正面などに飾るのにふさわしい絵画です。リビングに飾っても迫力ある明るさで太陽のように部屋に輝きを与えてくれるでしょう。