パブロピカソの「Woman with Rooster」 は、タイトルを直訳すると「雄の鶏を抱いた女性」という状況を描いた作品です。日常の風景を描いた作品ではありますが、卵や鶏、ナイフなどの背景から捕食して生きているという生命力を感じさせてくれます。笑みを浮かべた女性の表情と鶏から感じとれる恐怖を表した表情は、まさに鬼気迫る描写性が見事にアプローチされています。また、雄鶏を現した真っ赤な肉垂を際立たせる、濃淡のある緑の色使いが素晴らしく臨場感を描いています。1つの絵を通じて幾重にも想像が膨らみ、見る人によって様々な見方ができるのが醍醐味でもあります。絵画購入をすることで常に芸術と触れ合えるきっかけになります。レストランに飾ればユニークさをアピールでき、自宅のインテリアのアクセントにもふさわしいでしょう。