パブロピカソの「The Rooster」は、タイトル通り雄鶏を描いた作品です。輪郭をくっきりと表していることから、遠くから見ても印象的で目を引かれるものがあります。一羽の鶏をここまでカラフルに色づけすることで、雄鶏をイキイキと表現させています。黄色や赤、青などの原色をふんだんに用いた装飾は、極めてピカソらしい作風といえるでしょう。雄鶏の開いた口から攻撃性とも受け取れる勢いや姿が潜んでいますが、その目元からは内側から溢れだす保身的な部分も垣間見られます。背景には何も描かれず、雄鶏が主役の作品は、部屋やお店などに飾るととても映える一枚となります。雄鶏はピカソが暮らしたヨーロッパでは希望のシンボルとも言われており、縁起担ぎに絵画購入するのもいいかもしれません。部屋がパッと華やぎ、いつもとは違う気分になることでしょう。