ダリ展でダリの独自性と直接感じる
美術館のダリ展~作品から窺える生い立ちや名言・独特の作風が見所
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サルバドール・ダリ(Salvador Dal??)を知ったのは学校の美術の教科書でという方は多いのではないでしょうか。 有名なのは「記憶の固執」という絵画で、別名「柔らかい時計」とあるように時計がとろけるような描写で描かれています。 この作品を一度目にしますと、忘れられなくなる方は多いのではないでしょうか。 それがダリの描写の特徴でもあると言えるでしょう。 このような描写は、シュールレアリスムの影響下のもとで作られたとされています。 シュールレアリスムは、超現実主義を意味し、一方で非現実的とも解釈されるなど複雑な世界です。 |
ダリの独自の感性
それは精神分析の影響を強く受けていて、描写からはそれが強く頷けます。 ダリは自身を滑稽且つ変質的に見せ、作品にもそれが影響しているように見えますが、その内面的世界は非常に繊細で奥深いです。 また、確立された独特の世界観も特徴で、いくつかの書籍を出していますが、その内容はダリの世界観ならではと言えるのではないでしょうか。 そういった揺ぎ無い世界を持つ芸術家であるからこそ、多くの人を魅了するのでしょう。 生い立ちは、裕福な家庭に生まれ、幼い頃にお兄さんを亡くしていることが描写に影響していると言われています。 そして、「ガラ」という女性との出会いも作風に大きく影響しているされることは有名です。 ガラについては、美術館のダリ展を訪れますと、なるほどと頷けるでしょう。 ガラは絵画の随所に描かれ、その思いも描写されています。 その思いの強さは相当のものと、絵画から伝わって来るでしょう。 絵画のインスピレーションの多くはガラからと言われ、ガラを自身の親よりも崇拝する画家の巨匠よりも大切に思い愛していると語っていたとされています。 |
ダリの絵画の魅力とは
そんな絵画購入をされた方々の感想では、唯一無二の作風と評され、長く愛される絵画であり作者であると窺える内容が多数でした。 作者がこれほどまでに多くのファンに魅了されるのは、一人の女性を生涯を掛けてこよなく愛し、それが創作の原動力となっていることも多きく影響しているのでしょう。 作者は数々の名言も残していますが、それと共に数々の奇行も有名で、それは代名詞のようにパフォーマンスとして振る舞われているのが印象的です。 ただ、ガラが亡くなってしまってからは、そういった類稀な活動性も芸術そのものへの意欲も衰えてしまったことは残念なことです。 しかしそれが彼らしく、多くのファンを惹き付ける性格的要因の一つなのでしょう。 時代を経ても世界から多くの人々に愛され、支持され続ける偉大な画家です。 |