購入した絵画の手入れ、保存方法
もしも、絵画が破損・水濡れなどがあった場合は、ご自身で修復しようとすると、傷を広げてしまう恐れがありますので、ご注意ください。作品を飾られる際は、直射日光や湿気のあたりにくい、熱変化の少ない場所を選ばれますと、その美しさを長く楽しめます。
絵画を購入したあとのお手入れは、主に額縁と絵を覆うガラスまたはアクリル板のお手入れとなります。どんな美しい絵画も、埃が積もっていたり額縁がくすんでいれば、魅力を発揮できません。くすみを防ぐ為に、普段から素手で触らないことはとても大切ですが、それでも埃などは避けられません。定期的に、やわらかな乾いた布で、そっとクリーニングされることをお薦めいたします。角など、こまかな部分は綿棒などをご使用いただけるでしょう。額縁はとても繊細に作られている為、濡れた布の水分や、化学雑巾に含まれている洗剤で傷んでしまう恐れがありますので、ご注意ください。また、煙草のヤニなどは専用のクリーナーがありますが、クリーナーとの相性については、御購入時にお問いあわせになった方が安心かと存じます。
お手入れ時には、額を留めているフックや、つるしている紐の様子を合わせて確認しましょう。額が落下した場合、絵の破損だけでなく、安全面の問題もございます。防災安全への備えは日々行いたいものです。
絵画の基礎知識
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