アルフォンス・ミュシャの「4つの芸術舞踏 Dance」は、色鮮やかな衣装を身にまとった挑発的な表情の女性がダンスを踊るシーンを描いています。女性の表情を描く際は柔和で優しいテイストや、儚げな印象を残すテイストが多いものですが、この絵画ではキリリと引き締まった表情が印象的です。これは素人女性ではなく、プロのダンサーが多くの観客に見られる緊張の中、自信とプライドを持って踊っている姿を描写したからだといえるでしょう。妖艶でパワフルさを感じる女性と、それを華やかに彩る輪のデザインが非常に印象的です。リビングなど大きな部屋に飾っていただくことで、部屋の印象がガラリと変わり、ゴージャス感が醸し出されるはずです。