ウィリアム・シンメルの「イルカ」は、4頭のイルカをユニークなシチュエーションで描いた作品です。海中かと思いきや、地球のモチーフが描かれており、まるで広い宇宙をイルカが泳いでいるかのようなファンタジックな世界に引き込まれていきます。イルカたちの表情は一様ににこやかで、愛らしく笑っているように見え、心が和む作品です。一見クジラにも見えるくらい、ぷっくりと太った中心のイルカはことさら愛嬌があります。色使いは紺や青が基調となっており、派手さはないものの、地球儀の黄色がアクセントとなり、イルカの表情と相まって楽し気な作品となっています。リビングや寝室、カフェやレストランなど、どんな場所にでも合い、万人に好まれるアート作品です。