ピカソ独特の抽象的な表現方法が「光る三人の女性」は、どこかユーモアのある雰囲気が漂う作品です。笛やギター、楽譜といった音楽にまつわるアイテムが用いられており、まるで絵から愉快な演奏が聞こえてくるかのようです。平面構造で描かれた3人の人物は複雑に絡み合っていて、丸みのない角張ったタッチはアーティスティックさがより表現されており、カフェやモダンで統一された自宅に飾ればおしゃれなインテリアとして生えるでしょう。メリハリのある色づかいにもこだわりが感じられ、茶系で統一された落ち着きのある絵ではありますが、衣服の幾何学模様や鮮やかな白と青の色彩がインパクトを与えています。背景にある動物の毛並や爪もしっかりと表現されているので、見ればみるほど楽しく引き込まれる作品です。