パブロピカソの代表作と同時期に描かれた作品「ロワイヤンのカフェ」は、同時期の作品とは思えないほど明るさと躍動感に満ちたものです。ピカソ独特の描かれ方をしているのにもかかわらず、パステル調の淡い色彩によって美しさとやさしさを実感できます。カフェだけではなく、その場にいる人々さえも記号化され、カフェ独特の賑わいさえもどこか遠いものと感じられるのです。描かれているタッチの独特さと、カラーのやさしさが重なって、この絵そのものが息抜きできるカフェのような雰囲気を出しています。もちろんカフェでかさって置くのもいいのですが、疲れている人を癒してくれるようなマッサージやエステなどで飾ってあると、さらにくつろげるでしょう。